2018年03月05日

アイドルとメディアの関係 2018

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1年以上、ブログを書かなかったが、書くネタがなかったわけではない(笑)トランプが大統領になって、いよいよ世界の構図も今までとはまったく違うものになっていくなと半場呆れ、半場感心しているうちに、発信する意味を見失っていた。また、吉本隆明など芯のあるご意見番がいなくなって、継続性のあるテーマについて考える機会も随分減ったように思う。
そうこうするうちに2018年になって、見える景色は、あいかわらず地上波TVを基軸とした世界だ。YouTuberですら最後はTVに取り込まれ、ヒカキンですらダウンタウンのはしご酒でTV仕様で陽気に振る舞っている。要はどんなメディア構造になっても、お金が集まって、そのお金を最終的に増幅させる起爆剤がTVCMである限り、そこに登場するのがひとつの最終形であることは昔も今も変わりないからだ。

48グループと46グループの違いをちゃんと語れる人は少ないと思うので整理のためにあらためて書いておく。48グループは、小劇場のような立ち位置で「会いにいけるアイドル」をコンセプトとして、マスメディアから敢えて遠いところからはじめたが、SNSもまだ黎明期で採算がとれるほどのヒットをつくることができなかった。当初48グループはソニーグループの会社からメジャーデビューしたが、思うような数字はとれず、ソニーグループの会社から契約をうちきられる。そしてなんとかキングレコードにつないでから、CMタイアップと握手会の強化で、オリコン一位を獲得し、記録を塗り替えるような快進撃を続ける。それを見ていたソニーミュージックは、大きな獲物を逃したと悔しがり、もう一度、秋元康に48グループのようなものをプロデュースしてくれと懇願する。その時、動いたお金は知る由もないが、48グループで得た経験、比較的安い地上波深夜枠を軸にして46グループが結成された。劇場もなく、コアな観客もいない46グループはダンスもヘタだし、歌唱力もあるわけではないが、地上波深夜枠を継続しているうち、確実にファンを増やし続け、乃木坂だけでなく欅坂も深夜枠で番組をもち、陰でダークな特色あるグループとして目立った存在へと急成長していった。48グループは初期コンセプトを引きずっている分だけ、吹っ切れ無さがあり、NHKのBS枠に甘えたところもあってどんどん失速していった。NMBの渡辺美優紀の卒業の仕方と後の振る舞いを見ているとわかるが、メジャーな華やかさがない。吉本との契約、辞めた後2年間は芸能活動禁止の中もがきにもがき、もうアイドル生命を失っている。
AKBがNHKのBS枠に甘んじ失速していったことを書いたが、AKBとほぼ同時期活動していた、アイドリング!!!もフジテレビがプロデュースしていたものの、レギュラー番組はCS枠でありこちらは何のブームも形成せず解散した。

純なアイドルグループではないが、面白いのは恵比寿マスカッツだ。彼女らは地上波深夜枠を持ちながら、葵つかさと松本潤の関係が度を過ぎ、地上波を追い出され、abemaTVで自由奔放にやってるが、行き着く先がまったく見えていない(笑)マッコイさんの演出がもう古いのかもしれないが・・・

今のことだから、ネットやSNSは欠かせないないが、メディア(TV)の基点が、地上波なのか、BSなのか、CSなのかでアイドル生命は随分と変わる。地上波組はまぁ、それだけお金をかけてるということだが・・・

今となっては「アキバ系アイドル」とは懐かしい響きで、新しいメディアとともに成長するアイドルを想像させたが、夢物語に終わりそうだ。

過去振り返っても、各時代、基点となっているのは地上波レギュラーを持っていたアイドル達だ。ASAYANのモーニング娘。SMAP・嵐の各番組、8時だよ!全員集合のキャンディーズ、仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズ、金八先生シリーズの各アイドルたち

ただ、地上波利用といっても、その番組内容は長期的な関係づくりを目指したものであり、そこは今のコミュニケーションマーケティングやサブスクリプションモデル的な要素が盛られている。特にこれだけ、人数過多、多様なアイドルが出てくると、アイドルに対して独占欲や所有欲という気持ちは薄れ、きっかけ利用、きっかけ体験みたいなことが重視されているような気がする。

例えば、モデルの大友花恋が気に入ったとする。テレビ東京のドラマ「電影少女 2018」を見るが、一話早いアマゾンプライムの先行配信も見ながら、ネットの世界につながっていき、研音の本人直筆サイン入りカレンダー(4月はじまり)予約までつながっていったりする。これはかなり考えられた動線であり、ドラマをいち早く見ながら、発注があったら名前も明記した本人サインのカレンダーが手に入るという新しい体験を味わえる。いずれにしてもネットとの連動は必須だ。地上波>BS>CSという母数・リーチの違いは無視できないが・・・

そして、見逃しがちだが、いまどき友情出演(トドメのキス)の体をとって「さよならエレジー」をジワジワ売り込む菅田将暉のやり口も素晴らしい(笑)ドラマが進行し何回も聞かされているうちに、いい歌に聞こえてくるから不思議だ。久々ブログはこれくらいにしておく(笑)

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snafkin7
30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
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