2014年01月02日
紅白歌合戦2013で見えたもの
2013年の紅白を見てて、解釈学的には大きく5つに分類できるなと思った。
1. 紅白的でいるもの
2. 紅白的でなくているもの
3. 紅白的でいらないもの
4. 紅白的でなくていらないもの
5. とにかくいらないもの
これにサンプルをつけていくと
1. 紅白的でいるもの
ゴールデンボンバーのエアメンバーパフォーマンス・藤あやこ&壇蜜の秋田美人コラボ(脱ぎが物足らなかったことはあるが‥)・水樹奈々&T.Mや松田聖子&クリスのような歌唱力があり意外なユニット・ドリカムの一般巻き込みライブ中継・miwaのような純粋な一生懸命系の新人・森進一や石川さゆりの過去ヒットの素直な歌い上げ・aikoや西野カナのような純粋恋愛ソング
2. 紅白的でなくているもの
綾瀬はるかの天然司会と涙・ふなっしーの狂ったパフォーマンス・美輪明宏の語り(2012のヨイトマケの方が迫力があったが‥)・Perfumeのハイテク照明演出(短すぎたが‥‥)・きゃりーぱみゅぱみゅのハイパーアートなパフォーマンス・サカナクションのライブ演出(これもちと短すぎたが‥‥)
3. 紅白的でいらないもの
水森かおりの桂由美デザイン巨大衣装・北島三郎の巨大竜・坂本冬美の古風(豊年満作・大漁的)な祭り演出・ジャニーズ、avex、48系に多いショートなメドレーもの・和田アキ子と北島三郎の会話・浜崎あゆみの金ピカ衣装・郷ひろみのバレエコラボ・氷川きよしのようなメッセージ性のない演歌
4. 紅白的でなくていらないもの
大島優子の卒業宣言(ニノの「芸能界をやめるんですか?」のツッコミはナイス)・泉谷しげるのブチギレ演技
5. とにかくいらないもの
avex団体系に多いパフォーマーと称する個性のない陳腐な体操踊り
こうやって全体を整理して眺めると、メジャーレーベルの誘いを全部断ったゴールデンボンバーはさすが自由度とアイデアの質が高く独自路線を突っ走り、紅白という国民的なお祭りを盛り上げるのに成功した唯一のグループのような気がする。騙しトリックに謝るというオチまでついててタライで全員が頭を打つシーンを見ていると、ドリフターズやクレイジーキャッツの正統的な後継者のようにも感じ、一見、紅白らしくない存在としがちだが、実は存在自体が紅白向きで、オリコンカラオケランキング49週連続連続通算50週目の首位と歴代1位を獲得したように、存在自体が堂々のボリュームゾーン、国民的なのだ。
逆に最低だったのは、AKB48の大島優子。こんな場所で卒業発表して場をシラケさせてどうするのだ。卒業はみんなが望んでいたことなのでサプライズでもなんでもない(笑)「安堂ロイド」でも真っ白な制服の桐谷美玲に腹を抉られ、女優としての存在感の限界も思いっきり感じさせていたが、嵐ニノの「芸能界をやめるんですか?」のナイス突っ込みというかボケ突っ込みがなかったら、場はもっと悪化してただろう。
そして、あえて1. 2. 3. 4. 5. に含めなかったが、足立ユイちゃんがトンネルを超えて、東京で「潮騒のメモリー」が歌えたことが一番ハッピーだった(爆)アメ横女学園に高橋アリサ(吉田里琴)が抜けていたのにはがっかりしたが有馬めぐ(足立梨花)他、ほぼ揃って「暦の上ではディセンバー」も聞けた。そして予想通り、小泉今日子→薬師丸ひろ子のバトンも実現した。ここに有村架純も絡めて欲しかったが、この時、特番か何かの撮影でノルウェーを旅してるようで、それは叶わなかった。
あまちゃんのアキになりきっていた能年玲奈も凄いなと思った。紅白では一回も能年玲奈と表示なく、フィクションのまま演じきった。大量の48グループよりもフィクションのGMTの方が輝いていたのにも時代を感じた。
フィクションを演じきるというのが「夢」なのだ。上の分類の1.と2.はほぼ、フィクションを演じきるタイプなのだ。紅白は夢を見る場所なのだから、夢を演じきればそれでいい。観客に向かって「手拍子するな」も何もないだろう(笑)まぁ泉谷はあんなんだから、あんなんでいいが‥‥
紅白歌合戦2013で見えたもの‥‥‥どこまでも夢を演じきれるかどうか‥‥‥
それは紅白に限ったことではない。芸能界の作法だろう、と言いたい。
1. 紅白的でいるもの
2. 紅白的でなくているもの
3. 紅白的でいらないもの
4. 紅白的でなくていらないもの
5. とにかくいらないもの
これにサンプルをつけていくと
1. 紅白的でいるもの
ゴールデンボンバーのエアメンバーパフォーマンス・藤あやこ&壇蜜の秋田美人コラボ(脱ぎが物足らなかったことはあるが‥)・水樹奈々&T.Mや松田聖子&クリスのような歌唱力があり意外なユニット・ドリカムの一般巻き込みライブ中継・miwaのような純粋な一生懸命系の新人・森進一や石川さゆりの過去ヒットの素直な歌い上げ・aikoや西野カナのような純粋恋愛ソング
2. 紅白的でなくているもの
綾瀬はるかの天然司会と涙・ふなっしーの狂ったパフォーマンス・美輪明宏の語り(2012のヨイトマケの方が迫力があったが‥)・Perfumeのハイテク照明演出(短すぎたが‥‥)・きゃりーぱみゅぱみゅのハイパーアートなパフォーマンス・サカナクションのライブ演出(これもちと短すぎたが‥‥)
3. 紅白的でいらないもの
水森かおりの桂由美デザイン巨大衣装・北島三郎の巨大竜・坂本冬美の古風(豊年満作・大漁的)な祭り演出・ジャニーズ、avex、48系に多いショートなメドレーもの・和田アキ子と北島三郎の会話・浜崎あゆみの金ピカ衣装・郷ひろみのバレエコラボ・氷川きよしのようなメッセージ性のない演歌
4. 紅白的でなくていらないもの
大島優子の卒業宣言(ニノの「芸能界をやめるんですか?」のツッコミはナイス)・泉谷しげるのブチギレ演技
5. とにかくいらないもの
avex団体系に多いパフォーマーと称する個性のない陳腐な体操踊り
こうやって全体を整理して眺めると、メジャーレーベルの誘いを全部断ったゴールデンボンバーはさすが自由度とアイデアの質が高く独自路線を突っ走り、紅白という国民的なお祭りを盛り上げるのに成功した唯一のグループのような気がする。騙しトリックに謝るというオチまでついててタライで全員が頭を打つシーンを見ていると、ドリフターズやクレイジーキャッツの正統的な後継者のようにも感じ、一見、紅白らしくない存在としがちだが、実は存在自体が紅白向きで、オリコンカラオケランキング49週連続連続通算50週目の首位と歴代1位を獲得したように、存在自体が堂々のボリュームゾーン、国民的なのだ。
逆に最低だったのは、AKB48の大島優子。こんな場所で卒業発表して場をシラケさせてどうするのだ。卒業はみんなが望んでいたことなのでサプライズでもなんでもない(笑)「安堂ロイド」でも真っ白な制服の桐谷美玲に腹を抉られ、女優としての存在感の限界も思いっきり感じさせていたが、嵐ニノの「芸能界をやめるんですか?」のナイス突っ込みというかボケ突っ込みがなかったら、場はもっと悪化してただろう。
そして、あえて1. 2. 3. 4. 5. に含めなかったが、足立ユイちゃんがトンネルを超えて、東京で「潮騒のメモリー」が歌えたことが一番ハッピーだった(爆)アメ横女学園に高橋アリサ(吉田里琴)が抜けていたのにはがっかりしたが有馬めぐ(足立梨花)他、ほぼ揃って「暦の上ではディセンバー」も聞けた。そして予想通り、小泉今日子→薬師丸ひろ子のバトンも実現した。ここに有村架純も絡めて欲しかったが、この時、特番か何かの撮影でノルウェーを旅してるようで、それは叶わなかった。
あまちゃんのアキになりきっていた能年玲奈も凄いなと思った。紅白では一回も能年玲奈と表示なく、フィクションのまま演じきった。大量の48グループよりもフィクションのGMTの方が輝いていたのにも時代を感じた。
フィクションを演じきるというのが「夢」なのだ。上の分類の1.と2.はほぼ、フィクションを演じきるタイプなのだ。紅白は夢を見る場所なのだから、夢を演じきればそれでいい。観客に向かって「手拍子するな」も何もないだろう(笑)まぁ泉谷はあんなんだから、あんなんでいいが‥‥
紅白歌合戦2013で見えたもの‥‥‥どこまでも夢を演じきれるかどうか‥‥‥
それは紅白に限ったことではない。芸能界の作法だろう、と言いたい。