2012年10月17日

村上春樹について FBのつぶやきより

最近はブログに書いていた内容をFacebookに書くことが多く、FBでは「友達」しか読めないようにしているのである意味、クローズ。時々、こうやって公開できるものは公開しましょうかね(・∀・)


【村上春樹】ノーベル賞を逃した村上春樹だが、その理由は、芥川賞を逃した時とよく似ているような気がします。【ノルウェイの森】の原型である【蛍】を読めば、ただの洋かぶれの作家ではなく、源氏物語の宇治十帖にもつながる文学性を持っていることがわかりますが、それが【蛍】に象徴されるように、淡くて現代(現在)を生きていない印象がするんですね。次にノーベル文学賞をとるとしたら村上春樹だと言っていた吉本隆明も「今を生きていたら…」と条件付きでした。安保のことでもサリン事件のことでも原発のことでも向き合ってるようで向き合っていない、エルサレム賞の時のスピーチの「壁と卵」の比喩がそれを表していますが、核心にふれないがための比喩が多いですね。小説の中でもそれがまだろっこしいと感じる人は多い、エロスも死んでますし。一方、ノーベル賞を受賞した莫言の方は、中国当局の検閲を避けるために比喩やメタファーを使い間接表現を駆使し、中国でタブーとされる政治的な問題に向き合ってきたという違いがある。「紅いコーリャン 紅高粱」なんかはやはり強いインパクトがありましたね。消極的なメタファーか、積極的なメタファーか、そしてそういうメタファーを使って、アジア的な問題をどれだけえぐり出しているか、それが今回の西欧人から見ての、興味だったと思います。ノーベル賞事務局長は村上春樹の件は「何も言えない」と語ってるわりにははっきり言ってるような気がするんですね(笑)「莫言氏は尊厳と生存のためにもがく20世紀中国の民衆の姿をドキュメンタリータッチで描き、さらに少年時代に親しんだ民話を融合させた。西欧かぶれしていないユニークな作家だ」 要は村上春樹の方は、芥川賞選考の時に大江健三郎らが評した「翻訳小説の読みすぎ」と、同じ評価を受けてしまったということ。日本人ならビートルズの曲名を題名にするなっといったところでしょうか(笑)

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30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
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