2011年07月04日

マジすか学園2のストーリー破綻はAKB48のストーリー破綻につながる。

ドラマはフィクションだが、「マジすか学園2」になってから、結構、現実のエピソードをとりまぜてることが多くなっていたように思う。深夜枠の視聴率3〜4%のドラマ、AKB48ファン向けのドラマといえるが、そうであれば、このドラマのストーリーの終わり方はかなり大事なものとなってくる。

馬路須加女学園 vs 矢場久根女子商業学校 の総力戦となった最後、前田とシブヤのタイマンでやりあうと思いきや、シブヤが泣き出し、前田にはかなわないよということになり、おかしな友情物語に収束していく。たかみな警部補は前田に「いいダチを持ったな」と言い、前田はこの場面に顔を出し、自首することが「マジ」だと言う。

このオチには正直がっかりした。

優子さんが3つ子だった。シブヤが矢場久根のリーダーになった。など、もともと無茶苦茶な展開で始まっていたが、最後はスジを通すと思いきや、肩すかしの展開。このドラマに「マジ」と誇れるものは何もない。今後、AKB48 vs 乃木坂46 のバトルがあったとしても、マジにはやんないんだなとも読め(笑)グリコの江口愛実同様、乃木坂46の企画も行き当たりばったりなんだなと想像してしまう(笑)

今までは行き当たりばったりが運良くうまく展開していた。しかし、ウィキペディアなどでも前から示唆されていたが、週刊文春7月7日号のようなAKB48社長の「ドス黒い履歴」と同時に

AK=秋元(総合プロデューサー)
KB=窪田(AKS社長)
48=芝(オフィス48社長)


というAKB=秋葉原
のコードが崩れてしまえば存在意義さえ、崩れてしまう。

週刊文春では、過去にも黒い記事がいくつかあったが、AKB48のもともとの資金が、振り込め詐欺、裏カジノ、パチンコ裏ロムで稼がれたものであったというのは尾をひく内容だ。

そして、この記事を薄めようとするかのように、第2回じゃんけん選抜開催の発表。行き当たりばったりの極致にかけた情報合戦の様相だ(笑)

正直疲れる。

小学生からアイドルのおっかけをはじめ(笑)何度も裏切られ傷ついた私が(笑)ようやく裏切らないアイドルとして惹かれていったAKB48。最後に裏切られたアイドルとして、木之内みどりがいたが、彼女は自分の「マジ」を通して、番組などもほったらかして芸能界から去っていった。今思うと、その方が清く、Youtubeなどで突っ張り三部作の頃の映像を見ると、木之内みどり一人で、AKB48の全員を凌ぐ存在感があるなとあらためて思った。

それは何か?

それこそ計算ではなく、「マジ」な姿だ。

最近のAKB48のまわりにはあまりに利権とお金の臭いがしすぎる。

夢を見る場所には、それはちとつらすぎるんでないかい。


↓snafkin7のAKB48・SKE48・NMB48関連記事↓

第4回 AKB48総選挙 予想
乃木坂46は失敗する-フラクタルの視点から
江口愛実プロモーションは何が狂ったのか?
江口愛実の解釈学
ここにいたこと-少女たちよ
前田敦子の超越論的現象学
ブルマ公演も見てみたいんだけどね
自己組織化しはじめているNMB48
AKB原論-微積分マーケティングの勝利
AKB48は何をメッセージしようとしているのか?
アイドルは、今、何故グループなのか?
ブログ1日100回更新した「指原クオリティー」を考える
指原ブログ、24時間で200回更新、すごっ。
プロ顔負けのCM企画力(グリコBREO)・NMB48
あなたは何の「目撃者」でしたか?
AKB48総論 - キャズムを越えたアイドルたち
16歳の渡辺麻友が経済誌で語っていたこと
記号の森のAKB48
AKB48はネット社会でなぜ支持されるか?
世界の中心は秋葉原という物語は1995年から始まった。
「ネ申言舌イヒ」の遊び
気がつけば、ネットワークはなくなっていた
カシアス島田について
マジジョテッペンブルースで見たもの
NMB48の渡辺美優紀(みるきー)について
さしこのくせに メモ
宮崎大サーカスにテレビの可能性を見た
劇場という衝撃-幻の一曲(ライダー)にAKB48の原点を見た
生放送をこなすか、こなさないか
マスメディアの波長を変えるAKB48
アイドルの究極系-渡り廊下走り隊-MUSIC FAIR
関係の絶対性を歌った「Answer」-no3b
桜からの手紙-提供クレジットの新手法
「誰かのために」は今効くメッセージ
AKB48の桜が意味するもの
「最下層アイドル。大堀恵」はマーケティング本だ
AKB48論のまとめ集
マジすか学園2でマジに再スタートしていく
マジすか学園2の風景は心の現実かも
まゆゆという記号を体系づける写真集
AKB48の人気指数読み解く…仕事みたいに(笑)
第3回AKB48総選挙の意味
第3回AKB48総選挙 結果



トラックバックURL

コメント一欄

8. Posted by snafkin7   2011年07月12日 14:59
hideyanさん ありがとうございます。

そうですね。フィクションの世界で楽しめるものがいいですね。

昨日はじまったガッキーのも面白かったですよ。ストーリーというか、ガッキーしかみてなかったですけど(笑)
7. Posted by hideyan   2011年07月12日 14:33
こんにちは。前回初めて投稿させていただきましたhideyanと申します。
前回はつい感情的になってしまい、乱暴な文章になってしまったみたいで申し訳ありませんでした。
しかし、最近のドラマは、この「マジすか学園」をはじめ、暴力やいじめなど暗くドロドロとした感じのドラマが多いように思います(例えば同じ4月期に放送された「名前をなくした女神」や「ハガネの女」、過去では北乃きいさん主演の「ライフ」や榮倉奈々さん主演の「泣かないと決めた日」など)。
最近の世知辛い社会情勢を反映してか、ドラマの製作スタッフや脚本家、監督、テレビ局の人たちは現実にとらわれ過ぎている感じがします。
僕としては、やはりこういう暗い世の中だからこそ、見ていて心の温まるようなドラマを求めています。例えば同じ4月期のドラマでは「マルモのおきて」ですとか、武井咲さん主演の「アスコーマーチ」もよかったですし、あとは「渡る世間は鬼ばかり」ですとか、他ではAKBのみなさんが出演し、3月ごろに放送された「桜からの手紙」もいいと思いますし、機会があればDVDをレンタルして見てみようと思っております。
くどいようですが、こういう今の社会だからこそ、いやな気分を吹き飛ばせるような明るい、ハートウォーミングなドラマを放送してほしいと思います。
5. Posted by hideyan   2011年07月07日 16:47
はじめまして。僕は正直言いまして、このドラマはパート1も含めまして、エンターテインメントや見せ物としては最悪だと思いますし、失格だと思っております。AKBメンバーの演技うんぬんよりもドラマの内容自体が凄惨かつ残虐なシーンがあまりにも多すぎて、とてもではないが、見せるべきものではないと思います。
しかし、その一方で秋元さんはこのドラマを、ドラマ、映画、舞台に携わるすべての人たちのメッセージカードとして作ったのではないかと思います。要するに、AKBをおニャン子の二の舞にしたくないのだと秋元さんは思っているのでしょう。おニャン子解散後、一部のメンバーは芸能事務所に専属されているのですが、それ以外のメンバーで芸能事務所にスカウトされたメンバーが皆無だったという苦い思い出があるため、AKBのメンバーに出演の機会を与えてほしいというメッセージをこめて秋元さんはこのドラマを作ったのだと僕は思います。
しかし僕としては、メンバーにあえて不良の格好をさせ、暴力的なシーンをさせるなど、あまりにもやり方があざといというか、無理矢理だと思います。また、秋元さんは今は亡き深作欣二監督(「仁義なき戦い」)や五社英雄監督(「極道の妻たち」)、それに北野武(ビートたけし)監督を意識しているのかと思いました。
僕は今後もAKBのことについて追いかけていきたいと思いますが、このドラマについてはもう二度と作るなと秋元さんに言いたいくらいです。
感情的になってしまいましたが、以上が僕が書きたかったことです。
4. Posted by snafkin7   2011年07月06日 20:00
コメントありがとうございます。
酷評は私も好きじゃないですけど、書いてしまいました・笑
それ以前に、 AKBを誉め讃えてた私が、いつのまにやら、アンチ文を書いている。
冷めてみると(目が覚めると)、乃木坂46→グリコ江口愛実→やまぐちりこ(中西里菜)もなぁんかも、やり口がつながってるんじゃないかと思ってくるんですね・笑 そうなると今にはじまったことじゃないなぁと…。甘い股関節もそのラインに近いし…手放しで絶賛するのは、もうやめようと思います・笑
3. Posted by gendoukobayashi   2011年07月06日 19:48
あんまりドラマに対して酷評書くのは好きじゃないんですけど。
メタにもなっとらんし、ドラマとしても無理やり終わらせとる。
そう感じました。
とりあえず見たことあるようなシーンをふりかけときゃ、ファン、喜ぶんじゃねえか。
そういう意図を感じ、イラッときました。
う〜ん、少なくとも、シブヤとマエダだけはタイマンすべきだったですね。
見るべき部分って、たかみな警部補の顔を見て少し驚くマエダ。
そこだけでした。
2. Posted by snafkin7   2011年07月06日 15:52
5 コメントありがとうございます。
昨レコHitsを見ていて思ったんですが
日テレ-AKBラインでNot Yetが出てて
優樹菜も希もあわしていましたが
いつものレコHitsの楽しさが消えてました。
こういう侵食はどんどん飽きさせます。
総選挙映像ではなく、フツーに魂の一曲をやって欲しかったなぁと。
まぁ、仕方ないですけどね☆彡
1. Posted by ぷー   2011年07月06日 12:21
あの終わり方は、漫画雑誌でよくありますね。
読者のこころも、作者の意欲も失せた時に、後先を考えずに、終わらせる。
なんか、そんな匂いを感じました。

ドラマの話で言いますと、
ともちんが、ライバル高のトップに君臨し、他の四天王達とは違い、前田に弓を引いてるシナリオが一メインの部分であるはずで、それが、あれでかたずけられるとは、驚きですね。

乃木坂は、かつて優子が言った、「AKBというカテゴリー」に入るものではなく、とても好きになれるものではない。もちろん、ライバルたり得るはずがない。
そこまではいいのですが、AKB48自身が、「AKBというカテゴリー」から外れて来ている気がします。

最近のAkbは進化ではなく、変化していると、強く感じます。
残念です。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
tora7
snafkin7
30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
最新コメント
月別マーケティング