2011年03月09日

自己組織化し始めているNMB48

nmb48NMB48のチケット抽選に当選したのは計3回。合間の1回はプレゼン直前日だったのでさすがに行けなかったが、今日は、仕事は落ち着いてはいないが、1月よりメンバーが多少入れ替わった公演ということで、タクシーを飛ばして駆け込んだ。

まず1月と比べて、ファン同士の交流が盛んになっていた。48のファンは知らないもの同士でも明るく話しかけてくるのが特長だが、3月にもなると複数回見に来ている人も多く、顔なじみもできてる様子。入場前や開演前はざわざわ、みんな「誰推しですか?」「どこの大学ですか?」やらAKBやSKEの情報交換を延々としゃべっていた。

また、1月は声援が偏っていたが、今回は推しメンがほどよく分散されており、掛け声があちこちから飛ぶというにぎやかなことになっており、MIX含め、1曲1曲、NMB48メンバーとファンが一体化する熱い舞台にパワーアップされていた。

「よっしゃぁ〜いくぞ〜」
「いってらっしゃーい〜」で会場大爆笑するシーンもあった。


大阪でも根づいたな。それがいちばんの感想だ。

そして、今日は一番前の席だったので、本当にメンバーの足の毛穴まで見えてしまう距離。その足の筋肉の動きを見ていて、あきらかに毎日がんばってきたなというシェイプ感と美しいハリがあり、ダンスのキレは相当なレベルに達していた。キャプテンの山本彩の指先まで神経を使った完璧なダンスと歌声、山田菜々の色っぽくダイナミックな振る舞い、渡辺美優紀の全身を大きくみせるバネのある動きは、AKBやSKEとまた違うプロ集団が誕生しつつあるなとニヤッとなった。

発売されたばかりの「日経エンタテインメント」4月号を読むと、秋元康がNMB48についてこんなことを述べている。

「NMB48も夏くらいからオリジナル公演をやっていくと思いますが、AKB48の曲をNMB48のメンバーがマスターすることで個性がわかるんですよ。あの子はセンターに持ってこようとか、この子はこういう役割が合っているとか、イメージしやすいですね。あとは、AKB48のトーン&マナーを継承するという意味合いもあります。おそらく、最終的には、各地域の精鋭が集まるJPN48(日本代表)のようなものができるのかなと。野球やサッカーのように、地域密着型で盛り上がって、今年は阪神が優勝だとか、いや中日だとかいうように、AKB48やSKE48、NMB48が競い合う…」

今日見た限りは、AKB48のトーン&マナーは継承しつつ、さらにそこから自然に個性が輝きはじめている、理想の成長ぶりをしているように感じた。

このA3rd「誰かのために」はAKB48らしさが凝縮されたテキストであるだけに、NMB48メンバーは単なるコピーをするということを避け、自分なりに嚙みしめながら、新しい答えを出しているようにも見えた。

渡辺美優紀のダンスに顕著だったが、彼女はNMB48に入る前のダンスの基礎を自由自在に応用していた。彼女の足の動き、腕の動きは、振り以前に綺麗にみせる弧をブレなく描き、表現としての振りを重ねているので本当に大きく楽しくみせていた。

NMB48は、歌が上手い、ダンスが上手いと前評判が高かった。しかし1月公演の時は、AKB48のトーン&マナー継承に多少とまどっていたような印象があった。3月ともなると頭ではなく体が自然に正確な時間と距離を刻み、表情がもの凄く豊かになり、歌&ダンスの資質の高さが見事に開花しているように感じた。

ダンスのキレ、シャープさでいえば、平均年齢14歳という若さもあるのだろうが、48の中でも抜けているかもしれないなとまで思った。

山本彩などは絶対音感だけでなく絶対リズムというものまであるのではないかと思うくらい完璧な踊りを披露していた。しかも全曲だ。

今のところ、唯一のオリジナル曲(歌詞)、「NMB48」という曲。この時のダンスがかなり麻薬的だ。一列に並んだ時のあのパースとしなる体は、プロのパフォーマンスだ。

AKB48の遺伝子が注入され、大阪でも新しいスタイルのアイドルが羽ばたこうとしている。そして心配されたファンの定着も今日の公演を見る限り着実に進んでいるように思う。

2011年の48の海外戦略は以前NHKで語られていたものより、具体化されている。

台湾では8月からAKB48の番組が始まり、現地オーディションへ。

シンガポールではAKB48公演を毎週開催する計画が調整中。

ロシアでもモスクワ48オーディションを行い、秋葉原公演が計画されている。


秋元康の次の言葉がもの凄く清い。

「何かあったら、ブームが終わったら、秋葉原に戻ればいい」

AKB48という日本のソフトが海外でも認められれば、日本のハード、テレビ、パソコン、IT機器が売れるのではないかという視野を持っている秋元康。国益のことまで考えている。

NMB48が着実に育っているのを見て、48海外戦略もなんなく成功するかもしれないな、そんな印象が濃くなってくる。

2011年。またまたサプライズな年になりそうで非常に楽しみだ。







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1. Posted by 谷宏   2011年03月09日 10:15
5 最前列とはすごい!!ライブ一つでここまでお書きになるとはその深みに

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30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
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