2011年02月13日
アイドルの究極系-渡り廊下走り隊-MUSIC FAIR

映画とかであれだけ存在感のある栗山千明がこのTVでは沈んで見えたのも不思議だった。
この40年以上の長寿番組、スポンサーが大の音楽好き(SHIONOGIにSONGも入っているしw)であることもあるが、ここ10年続いている、鈴木杏樹と恵俊彰の司会は絶妙。最近では恵の方がかなりAKB48メンバーに好感を持っている様子でツッコミも素晴らしい。
バレンタインデーが近いということもあって、渡り廊下走り隊7の登場ということだが、渡り廊下走り隊とはTeam Ogiであり、PONY CANYONであり、フジテレビラインだから、今日の出演のお膳立ては完璧のように見えた。鈴木杏樹や恵俊彰が「ハルゴン、らぶたん、なっちゃん、まゆゆ」と呼んでいたのもかなりこそばかったw
栗山千明は、最近なんでもチャレンジ(イメチェン)しているようで、海外の方でも歌で評価を受けてたり、またエヴァの綾波レイ好きなのも有名だ。かなりの個性を持った女優、歌手、アニオタだが、渡辺麻友(まゆゆ)の完璧なりきりガールを横にしては、かなわなかった様子だ。
というか、渡り廊下走り隊とは、おそらく今後どんなユニットが出てこようと、真アイドルユニットのど真ん中を譲らないだろうと思う。というのも菊地あやか、多田愛佳、仲川遥香だけでもなかなか見栄えのするユニットだが、センターに渡辺麻友を隠し球に持っておりw AKB1期生の平嶋夏海が渡辺麻友の相談役としており、AKB48のスピンアウトユニットというよりも、アイドルユニットの究極系として、この時を大事にしておかなければならないくらいもの凄いものを目にしているという心構えが必要だwww
本当はオリジナルのバレンタインソングを期待したが、PVを見ると、あえて国生さゆりのバレンタインキッスをカバーした意味がよくわかった。
同じ曲でアイドルの進化形を見せたかったのだろうと思う。
国生さゆり時代のバレンタインキッスは、あるステップを主にするような簡単な振りだったが、渡り廊下走り隊の場合は、かなりゆるいが空間を大きく使うダンスの振りとなり、魅せる曲としてアレンジしている。また普段激しく踊ってるAKBとしてはラクラクといった余裕さえみせている。
さらにPVではチョコレート工場のセットが精度よく、シスターのような女工さん姿がとっても聖なのだw
また、PVではどのバージョンでも、夜のヒットスタジオを仕立てた渡辺麻友がピンで歌うデート曲「夕陽のいじわる」が入っている。年老いた井上順と芳村真理司会に、完全アイドル台詞をはく渡辺麻友。インターネットの時代を忘れさせるテレビ中心の世界が再現される。私はガッキースマイルでも結構死ぬが、まゆゆの「夕陽のいじわる〜!!」と叫ぶシーンでは、心臓発作がおきそうだったw
そして、今日のミュージックフェアでは、ミュージックフェア用に振りを変えていたようにも見え、刺さるというよりも突き刺さる感じとなっていた。
今年の自分のテーマはテレビを見直そう!!だが、今日のミュージックフェアは、その気持ちをさらに強める力を持っていた。
なんでも絶賛するおバカさんのようなブログになってしまったが(爆)華を華として映し出すテレビメディア。予算のない中、生き残ってる職人達は、まだまだ腕を発揮しそうな雰囲気がする。
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