2010年12月30日
AKB48は、なぜ赤のタータンチェックなのか?

もともと、AKB48は制服、黒髪路線(板野友美のみモデルなので茶髪OK)だった。これは「会いにいけるアイドル」ラインの普通の真面目さと安心できる身近さを演出するものだったが、以前も少し触れたが、
第一に正統派アイドルを目指すこと
そしてダンスミュージックをベースにすること 図1参照
クリックして図を見ていただきたいが、なぜ、AKB48が独自の場所を確保できているかというと、上の正統派アイドルとダンスミュージックをベースにすることは本来、真逆の行為であるからだ。AKB48のベースになっているダンスミュージックは現代派・ストリート系のもので、AKB48のAチーム(伝統派)や渡り廊下走り隊(プチ伝統派)アイドルがのるラインではない。その引っ張り具合が非常に面白いユニットということがある。図2参照
タータンチェックはまさに図2のマトリックスでいうと、正統派・伝統派のイメージをより濃く演出するアイテムであり、赤のタータンチェックそのものが、正統派・伝統派を印象濃くするものではあるが、赤という色そのものの意味性としては、情熱性・ドラマチック性・革新性を強調するものであるから、ここでもあるステージに安住していない引っ張り作用があって、常にゆらぐアイドルユニットにとってまさにお似合いのアイテムとなっているのだと思う。
緑のタータンチェックでは、AKB48らしくないのだ。
紅白歌合戦では、紅組ということで、より赤が強調されることになるのではないかと思う。
この計算は、かなりだ。
タータンの伝統のインプレッションと赤の情熱のエクスプレッション。
今の停滞した時代を切り開くためにはどちらも必要だ。
100人以上の舞台となる紅白。それぞれの心模様が全体の心模様に見えるようなフラクタル的な美に見えた時、AKB48グループはまた新しい年を歩むだろう。
そんな感じがしますです。
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