2006年09月06日

『結婚できない男』の脚本 尾崎将也

34f6c887.gif阿部ちゃんは、大学の後輩でもあるので、出てるドラマはなんとなく良く見てしまう(笑)今回の『結婚できない男』もなんとなく見ていたら、だんだんと面白くなってきて、この間は、と思いきや、やはり脚本は尾崎将也さんでした。

『アットホーム・ダッド』も尾崎将也さん脚本で阿部ちゃんでしたが、『結婚できない男』では、夏川と高嶋のかけあいのあたりに、なんかTVドラマっぽくない、舞台芝居っぽい、間があって、その辺がこそばくて、とても良いです(笑)なんていうか、第三舞台の長野と大高のかけあいというか、あの上質の間は、なかなかTVドラマでは見れないものです。

尾崎将也さんていうのは、もともと広告代理店勤務で、脚本家になった人で、過去、『夏子の酒』『Age35恋しくて』『ラブジェネレーション』『WITH LOVE』『サトラレ』『大奥-華の乱』とヒットを飛ばしてきた人ですが、ジンとこさせる間というか、シーンが必ずあって、無言のなんていうか、間なんですね(笑)

たとえば、ドラマや映画だと人はぺらぺら筋道たててしゃべってますが、日常、そんな人は少ないわけです。だからフィクションの世界が確立して成立するわけですが、尾崎将也さんのは、セリフがわりあい日常っぽい言葉なんですね。構成はちゃんとしてますが、言葉や間がかなり日常っぽくて、割合リアルな感情がこちらにポッと生まれる瞬間があって、ジンとしてしまうわけです。

それと、言葉には出てこないけど、見てる人達に、この関係はわかってますよね、というお約束的な関係が成立しているので、なんか気の利いたくすぐるサービス精神がにおってて、見ていて気持ちいいところがあります。

ある意味、関西のりなんでしょうかね、鴻上尚史もそうですが、関西出身者というのは、いやがおうでも吉本新喜劇とか松竹新喜劇みたいなのを見てるので、おかしい間というか、そういうのを入れてしまい、まぁ今はそれが全国区なんで、逆に受けるというふうになる。そんな感じでしょうか(笑)

阿部ちゃんも車のファミリア欲しさに姉さんに無理矢理、メンズノンノモデルに応募されてモデルになり(車は姉さんのものとなった・笑)一時期、売れない時期を過ごし、『トリック』で急浮上、今の路線となってるわけですが、真面目な理工学部生がなんか華やかな場所にいるという染みついたキャラクターのおかしさがあって、やっぱり好きですね(笑)

最終回に近づいてきてますが、結末はいかに…

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30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
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