2006年09月05日

デトロイトDVDの感想

b1b48bb2.jpg正直、『HIGH TECH SOUL』とLIVE SETS vol.2にはがっかりしました(笑)

ライナーノーツとか批評を書かねばならない立場の人にとっては格好の材料だと思いますが、純粋に楽しみたい、そこをもっと知りたい一心の人間から見れば、何かがものたりないんですね。

例えば『HIGH TECH SOUL』はデリック・メイが長いドキュメンタリーなんてと、ちゃちゃ入れすぎるから、尻切れトンボみたいな歴史回顧になっちまってるし、デリック・メイのマイルス・デイビスまがいの強気の発言なんて、あんまし楽しくないんですね。そして、あまりにもデリック・メイ出過ぎ(笑)これなら、『Modulations』の方が良く出来てるんですね。リッチー・ホウティンが出てきて、はちゃめちゃなデトロイト黄金時代をちょっと語ってますが、その辺をもっと深入りして突っ込んだ方が面白かったと勝手に思います。ホアン、ケヴィン、デリック、エディの辺りで収斂するのもいいですけど、全体的になんか懐古趣味なんですね(笑)

LIVE SETSについては、前作、前々作同様、ライブ映像を楽しめるんですけど、これ、DVDとして出す価値あるのって考えると、そうでもないんですね。まぁ、デトロイト行かずしてライブの雰囲気はわかっていいんですけど、視線がステージからなんで、どうしても臨場感に欠けます。と思います。アンダーワールドとかのライブDVD映像って、観客視線でしょ、その辺の差は結構あると思います。

こういう淡白気味なのって、時代なのかと思いますが、私としては、『Modulations』『MAESTRO』みたいなドキュメント、ドキュメントにどきゅんとしまふ(笑)

デトロイトはねぇ、やっぱ、音楽そのもので勝負しなきゃ(笑)ですわ。





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snafkin7
30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
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