2009年06月30日
プラズマクラスターと水川あさみのマッチング

CMらしくないCMを狙う、TVCMといえども説明することは説明しよう、という姿勢が印象をかなり強くしている。
5秒CMが流れる度に、うちの5歳の娘が、「プラズマクラスター、2階と3階にある!!」と反応する(笑)ぶどう好きの娘はぶどうのカタチに似ているプラズマクラスターのマークが前々から気になっていたようで、その名前がわかって、大発見モノの勢いではしゃいでいる(笑)
ブランド広告の王道だな〜とその反応を見て思う。
キャスティングも絶妙だ。特に水川あさみは全国区ながら関西ノリが滲んだキャラで今回のよく動くCMでプラス面の異化効果を放っている。おそらく制作時の楽しさがそのまま本番にも出ているのだろうと思う。
時期的に空気清浄機よりエアコンを売りたい意志はしっかり背景のエアコンに現れているし(笑)単にエアコンというより、プラズマクラスターでの差別化を戦略としてとった決意がふっきれていて、「プラズマクラスターはシャープだけ〜」はインパクトのあるメッセージとなっている。
こういうCMと出会うと、広告に元気がなくなったのではなく、戦略商品がなく and 戦略メッセージを作り出せない企業と広告スタッフがただただ元気がないだけの話で、全般の話ではないなぁと思う。
戦いを略するのが戦略。
シャープのプラズマクラスター5秒CMはウィルス恐怖の世の中で、着々とブランド力をあげていると思う。広告はまだまだ面白い。