2009年01月27日
メディアの行方…ターゲットに照準をあわせられるか
あのメディアは効く、このメディアは効かなくなった、とかよく口にされるが、ここんとこの広告事情を凝視していれば、形態そのものは問題ではなく、ターゲットに照準をあわせられるかどうかで…できるメディアはGood、できないメディアはNo Goodということになっているのだと思う。
たとえばTV、プリキュアや仮面ライダーなどの番組中に入っているCMは、完全にその子供と親に照準をあわせられるので、かなり効率がよく響くCMとなっていると思う。アニメ番組で広告代理店が名前を連ねているのはそういう事情があると思う。アニメのストーリーでターゲットが絞れる(少子化なので余計に照準があわせやすい)。プリキュアなどは番組自体がCMみたいなものだから広告代理店は非常に力を入れる。そして成功しているケースが多い。だから、TVはやりようによっては(ターゲットさえきっちりおさえることができれば)まだまだ効くメディアで、一概にマスメディアは終わる、TVは効かないというのは違うと思う。ターゲット照準型マスメディアは、これからもっと増えていくと思う。
これは、雑誌が既に完成させているのかもしれない。出版不況、雑誌が売れないと言われるが、それは一般大衆誌の場合だ。女性誌・男性誌はターゲット照準型雑誌に棲み分けられており、いいコンセプトであればあるほど売れているはずだ。子供が幼稚園でもらってくるフジサンケイGの「あんふぁん」などはよくできていると思う。一般売りはしてないし、完全幼稚園児と親ターゲットの広告が入っている。
ターゲット照準に失敗したのが新聞社でしょう。日経新聞がかろうじて元々ターゲット照準できている新聞だといえるが、かの日経広告手帖ですら隔月刊に変わるという通知が来たくらいだから、広告事情はかなり悪いと思う。朝日・毎日・読売・産経、大方の新聞は衰退の一途だと思う。
ラジオはAM、FMというチャネルがあるがターゲット照準しやすいのがFM、AMも番組によっては可能だが、どちらもインパクトが弱いので、工夫次第といったところでしょうか。
インターネットは、最もターゲット照準しやすく、そういう意味では伸び盛りなのでしょうが、ターゲット照準という意味ではケータイ自体が照準器みたいなもので、奥深さはPC以上なんだと思います。
クロスメディアで相性がいいのは、雑誌×ケータイ(インターネット)。この掛け合わせはターゲット範囲内で動くということでいいのだと思う。TV×インターネットもターゲットさえ明確であれば成功するでしょうが、単なる○○○○で検索なんていう引き込みは効果もなければ芸もないと思う。
前に、【ダイレクトマーケティングの40(ターゲット):40(プロダクト・オファー):20(クリエイティブ)の重点比重について書きましたが、今やあらゆるマーケティングで、ターゲット設定がいちばん重要になってきています。
クリエイターにとっては受難の時代ですが(笑)ターゲットをクリエイトするという仕事はまだまだあるはずです。
雑誌系でターゲットに効くというよりも「刺さる」という表現がよく使われましたが、今や消費者のインサイトに刺さる、刺さらなくてもひっかからなければ、意味のない時代になってしまいました。
ターゲットとは、もはや年代でもなく、感性エイジでもなく、ある場所を自分の場所だと思っている人たちの集合場所です。
広告にとってはかなり複雑な時代に入ったように見えるのですが、ターゲット照準という視野でみると、思い切りわかりやすいのかなと思います。
コピーテクニックでいうと、メッセージそのものにターゲット照準が入っているようなコピー。が狭いけども波及力のあるものとなります。こんな商売事情、公開していいのか(笑)どうかですが、まぁ、作れる人は作れますし、作れない人は作れないので、まぁいいや(笑)
例えばシンプルですが
いい車が好きだ。男ですから。
みたいなコピーはGoodなんですね。
車好きの男にメッセージしていて、世界観がある。経済性とかそのあたりを判断基準にしている人は除外しているわけです。
自分が作ったコピーの中では、10数年前に新幹線のグリーン車の正面広告に
経営者は、時々判断を誤る
みたいなコピーを書きましたが
経営者がそれを見て、ほっといてくれと思ったかもしれないですが(爆)
まぁまぁ評判の良かったものでした。
しかし、今の時代の、ターゲット照準コピーというのは、社長さん〜 幹事さん〜 ちょっとそこの奥さん〜 というものではなく、呼びかけないで伝えるものなんですね(笑)
しかし、新聞広告というのは減りましたねぇ。
昨年は、5紙向けの全面広告(15d)のコピーを書いたのは、1件だけでした。
昔は、新聞をめくると、自分のコピーがあちこちに掲載されていて、ひょっとすると自分は新聞記者?かと思いましたが(冗談)そんな時代も今となってはいい思い出です(笑)
新聞社もいろいろな選択があったはずだったのに、見事にやりませんでしたね(笑)だから今の衰退ぶりは仕方ないのら、と思いまふ。
たとえばTV、プリキュアや仮面ライダーなどの番組中に入っているCMは、完全にその子供と親に照準をあわせられるので、かなり効率がよく響くCMとなっていると思う。アニメ番組で広告代理店が名前を連ねているのはそういう事情があると思う。アニメのストーリーでターゲットが絞れる(少子化なので余計に照準があわせやすい)。プリキュアなどは番組自体がCMみたいなものだから広告代理店は非常に力を入れる。そして成功しているケースが多い。だから、TVはやりようによっては(ターゲットさえきっちりおさえることができれば)まだまだ効くメディアで、一概にマスメディアは終わる、TVは効かないというのは違うと思う。ターゲット照準型マスメディアは、これからもっと増えていくと思う。
これは、雑誌が既に完成させているのかもしれない。出版不況、雑誌が売れないと言われるが、それは一般大衆誌の場合だ。女性誌・男性誌はターゲット照準型雑誌に棲み分けられており、いいコンセプトであればあるほど売れているはずだ。子供が幼稚園でもらってくるフジサンケイGの「あんふぁん」などはよくできていると思う。一般売りはしてないし、完全幼稚園児と親ターゲットの広告が入っている。
ターゲット照準に失敗したのが新聞社でしょう。日経新聞がかろうじて元々ターゲット照準できている新聞だといえるが、かの日経広告手帖ですら隔月刊に変わるという通知が来たくらいだから、広告事情はかなり悪いと思う。朝日・毎日・読売・産経、大方の新聞は衰退の一途だと思う。
ラジオはAM、FMというチャネルがあるがターゲット照準しやすいのがFM、AMも番組によっては可能だが、どちらもインパクトが弱いので、工夫次第といったところでしょうか。
インターネットは、最もターゲット照準しやすく、そういう意味では伸び盛りなのでしょうが、ターゲット照準という意味ではケータイ自体が照準器みたいなもので、奥深さはPC以上なんだと思います。
クロスメディアで相性がいいのは、雑誌×ケータイ(インターネット)。この掛け合わせはターゲット範囲内で動くということでいいのだと思う。TV×インターネットもターゲットさえ明確であれば成功するでしょうが、単なる○○○○で検索なんていう引き込みは効果もなければ芸もないと思う。
前に、【ダイレクトマーケティングの40(ターゲット):40(プロダクト・オファー):20(クリエイティブ)の重点比重について書きましたが、今やあらゆるマーケティングで、ターゲット設定がいちばん重要になってきています。
クリエイターにとっては受難の時代ですが(笑)ターゲットをクリエイトするという仕事はまだまだあるはずです。
雑誌系でターゲットに効くというよりも「刺さる」という表現がよく使われましたが、今や消費者のインサイトに刺さる、刺さらなくてもひっかからなければ、意味のない時代になってしまいました。
ターゲットとは、もはや年代でもなく、感性エイジでもなく、ある場所を自分の場所だと思っている人たちの集合場所です。
広告にとってはかなり複雑な時代に入ったように見えるのですが、ターゲット照準という視野でみると、思い切りわかりやすいのかなと思います。
コピーテクニックでいうと、メッセージそのものにターゲット照準が入っているようなコピー。が狭いけども波及力のあるものとなります。こんな商売事情、公開していいのか(笑)どうかですが、まぁ、作れる人は作れますし、作れない人は作れないので、まぁいいや(笑)
例えばシンプルですが
いい車が好きだ。男ですから。
みたいなコピーはGoodなんですね。
車好きの男にメッセージしていて、世界観がある。経済性とかそのあたりを判断基準にしている人は除外しているわけです。
自分が作ったコピーの中では、10数年前に新幹線のグリーン車の正面広告に
経営者は、時々判断を誤る
みたいなコピーを書きましたが
経営者がそれを見て、ほっといてくれと思ったかもしれないですが(爆)
まぁまぁ評判の良かったものでした。
しかし、今の時代の、ターゲット照準コピーというのは、社長さん〜 幹事さん〜 ちょっとそこの奥さん〜 というものではなく、呼びかけないで伝えるものなんですね(笑)
しかし、新聞広告というのは減りましたねぇ。
昨年は、5紙向けの全面広告(15d)のコピーを書いたのは、1件だけでした。
昔は、新聞をめくると、自分のコピーがあちこちに掲載されていて、ひょっとすると自分は新聞記者?かと思いましたが(冗談)そんな時代も今となってはいい思い出です(笑)
新聞社もいろいろな選択があったはずだったのに、見事にやりませんでしたね(笑)だから今の衰退ぶりは仕方ないのら、と思いまふ。