2008年12月30日

日銀短観をあらためて見て…

4a5c78b4.jpg景気判断については、新聞のようにいい加減なことを書くより(笑)日銀短観を見た方が正確なので、今年の締めくくりに12月調査を見てみました。

この業況判断の推移グラフを見ての感想は

1.幸せなバブル時代って、87-90、4年もあったのかという驚き

2.製造業と非製造業のグラフのカタチはほぼ同じ

3.但し、非製造業の中小企業にいたってはバブル崩壊後いいとこなし

4.6年間積み上げてきた景気回復だけに、今回の危機はショックだろう

5.バブル崩壊を3年で耐え抜いてきた日本は、意外と回復が早いのではないか

6.それでも09年は今年よりも下降するのは確実

という感じです。

概して、すべてにおいて購買サイクルはロング化するだろうから、何がおこるかと予想すると、必要のないものはとことんダメだろうとという、ごく当たり前の結論になってしまいます(笑)

また、購買サイクルロング化で我慢しているフラストレーションを解消できるものは好調だろうという予測です。食品、美容、娯楽関係関係で数多いヒットは考えられる。

さらに、今回の危機は金融が中心だから、ローンやローン減税が整えば、我慢していた分、跳ね返りも大きいだろうという予測です。それが09年に整うかは別にして…。

そして、はっきり言えるのは、いい悪いは別にして、今回の危機で各企業がとった対応はすこぶる早かったので、恐慌ラインはほぼ逃れたのではないかと…。

まぁ、これらは総論ですから、個別には、いろいろあるんだろうと思いますが…

09は耐え方をどうするか、というテーマになりそうですね。

寂しい話ですが…。

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30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
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