2008年02月20日
BT広告時代にあって…

1990年代の終わり頃にアマゾンのようなレコメンシステムが流行って、企業サイト内での回遊で同様の提案をしたことがありますが、その時代は『そんなこと本当にできるの?』『できたら最高だね!』というコメントに『お金をかければできます!!』と苦笑しながら提案していたのを思い出します。
まぁ、今は膨大なデータを蓄積、解析、ターゲティングできる時代ですから、より精度の上がったものが作れるとは思いますが、なんとなくマユツバだなと思う部分もあります(笑)
マーケティングのサンプルデータに車関係が出てきた時は要注意(爆)で、効果があったデータにふんふんうなづくのはいいのですが、車関係って一番わかりやすいというか、やりやすいんですね(笑)3倍のクリック率とか、それはわかるんですが、広告費も3倍だったら意味ないじゃん(笑)
最近のBT広告ばやりの背景には以下のことがあると思います。
●リスティングネタの次のちょいサイエンスネタがなかった
●リスティングで負け気味の所が、純広を拾いだそうとやたらBT広告に力を入れてる
●新たな広告収益源として過大評価している
要はBT広告のシステムの精度の問題であって、どれだけマインドまで掴んだターゲティングができるかで、カテゴリー分けができたからといって、必ずしもその人のハートを掴んでいるわけではないのであって、そういう傾向にある人に、そういう傾向の広告をかぶしているわけで、コンバージョン率まで3倍というわけではないので…当然ですが…
レコメンシステムの時も、あまりにもにじりよってくるので、ほっといてくれ!!という反動がありましたし(笑)にじりよってくるのも好きな人もいるので一概に言えませんが、ほどほど精度があがる程度にほどほどにしてくれないかなと、消費者の立場ではあります(笑)
行動科学的なアプローチというのは、ホント日本人っていうのは鵜呑みにしちゃうんですけど、こういうのは学生時代から何度も通ってきていますが、あくまで仮説設定なんで、どこまでその通りになるかは、きめ細かいところではわからない部分があります。
だから、もう一方で複雑系アプローチがあるんですが、本音のところへんなんですが、月曜日カツ丼食べた人が、火曜日もカツ丼食べたとします。だからといって水曜日もカツ丼食べる人は極端に少ないように(笑)その辺がとても難しいと思うんですがね(笑)
まっ、今のところ、効果ありのデータしかちやほやされていませんから、実地でやってみて、いろいろわかると思いますけど、人って、そんなに単純じゃない(笑)と思いまふ。
多少なりとも絞れるのはいいことだと思いますが、それはシステムの精度が上がって自然にやれることなので、自然にやればいいわけで、新媒体扱いするのはなんだかなぁ……
しばらくは、BT広告のニュースというのはラッシュで続くわけで、これからどうなるのか、楽しみにしておきます(笑)