2008年01月29日

株価と検索数の関係

6e4d9605.jpg検索エンジンを使って、株価を調べている人の内訳を見ていて、最近では三菱自動車とソニーが月間で20,000件以上で、他とは10,000件以上も多かった。そして次に三菱自動車とソニーの株価の推移を見ていると年末までは上昇株のような動きをしていることがわかります。この2企業の検索数の多さは、売りか、買いか、非常に気にしている人の数だとすれば、こういう動きをリアルタイムで捉えられれば(今は無理ですが)株価の振れ具合がある程度わかるのではないかと推測できます。

Yahoo!のファイナンスコーナーの下の方に表示されている『検索率上昇ランキング』のワードの大小ですが、これは非常に参考になると思います。今日の時点では、トヨタ自動車とみずほフィナンシャルグループの文字が大きくなっていますが、両者落ちていく中で、注視している人がかなりの数がいることになります。これらは奥に行けば日別に見ることができ、どの企業がどの日に注目されていたかがわかります。たとえば1/26にはトヨタが1位の検索率上昇、しかし1/27には14位の検索率上昇となっています。1/26は土曜日で1/27は日曜日。こういうのは結果論的なところもありますが、トヨタ株は注目されながら土曜日に検索され、市場の始まる前日には検索数が減っているということは、買いへの積極的な意志が減っているとみることができます。結果、月曜日にはマイナス230円。一方、みずほフィナンシャルですが、1/25には2位、1/26には20位以下、1/27には7位。金曜日にやや伸びたものの、土曜日には注目されず、日曜日にやや淡く注目されながら、結果、月曜日にはマイナス20,000円。

これをもっと細かく時間帯別に見ることができれば、おそらく検索数と株価が比例する地点というものがあるのではないかと思うんですね。取引をする前に見るか、取引後に見る、いずれもありと思いますが、検索数と株価が連動しているのではないかと思います。白いローソク時に検索上昇率が増えれば急激に上がるし、黒いローソク時に検索上昇率が増えれば急激に下がる。

ただ、こういうのは傾向分析はできても、必ずそうなるとは言えないので、やはりツライところであります。また、株価の方が先に動くことだってありえます。

けれど、株価の行方を計るのに、検索数という指標ができていることは画期的な時代に入っているなと思います。もはや株価はインターネットと一心同体状態なのかもしれません。

実際に株をやっている人がいて、この検索上昇率をどう見るか、傾向がわかっている方がいれば、ご教授お願いしたいと思います。

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30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
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