2008年01月24日

1949〜2008日経平均株価推移グラフを洞察

3e39d692.jpg意外とこういうロングのグラフってないんですよね。仕方ないので、自分で数字を埋めてエクセルでグラフを作ってみました(笑)だいたい、オートで作れる日経平均株価グラフは長くて10年。だけど株価が複雑系と捉えれば、こういう超ロングのグラフから本当はいろいろ見えてくるはずなのです。

面白いのは、こういうふうに横軸を圧縮すると、よく言われる、高度成長期とバブル期の二コブ駱駝の二コブがなくなってしまい、1970年代の高度成長の山は足摺岬の空海が亀を呼んだとされる平岩程度となってしまいます(笑)ですから、高度成長期を夢みてバブルは発生したと言われますが、何か違う感じがします。どう見ても投機的な熱病時代ということで、その後のグラフの動向から見て、実体的には2万円あたりがせいぜいという感じが見え、そのボーダーのあたりで積分するとバブルの穴埋めを未だにやってる感じがし、そろそろここからどっちに動くかの分岐点が今のような気がします。

kabu1ここのところの株価の専門家の下値の予想をよく見ていますが、なんだかアテになりません(笑)コロコロ変わるのです(笑)ふりまわされるのはイヤなタイプなので、ここでしっかり現実を見てみたいと思います。日経平均株価をかなり譲歩して統計値と見れば話は簡単です。しかし、やはり二つの方向性が混在しています。




kabu2一つは2万円以上の株価を無視して、下がる方向で見た場合、幾段階かが設定されるわけですが、最悪の場合で8000円、最善の場合で17,000円、但しサブプライム問題といってもGoogle Trendsを見れば、情報動向からいえば落ち着く方向にあり、シンガポールや香港でざわついていたという形跡が見え、大元のアメリカでは少し前から対応策を打ってるあたりから最悪の場合はないんだろうなと思います。かといっても最善もない。よって12,000円から13,000円あたりをこれからウロウロする感じだと思います。

trends









kabu3もう一つは2万円以上の株価を無視して、上がる方向で見た場合、この場合は2段階くらいが設定されますが、最悪の場合で12,000円を切るくらい、最善の場合で18,000円。今のところ好材料はないわけですから12,000円を切るあたりといった感じになるかと思います。

kabu4これら2つの方向性をあわせれば、株価は複雑系でどこかで同じ動きをすると見れば、12,000円〜13,000円あたりでしばらくは動き、夏の北京オリンピックを契機にアメリカがBRICs戦略みたいなことが動いたとすれば、そこから多少上向くというのがストーリーでしょうか(笑)で、それでも過去1年で持ち直したことはなく、2万円以下の山はなだらかに落ちているので、びっくりするような回復はないんでしょうね(笑)

しかし、このグラフを見てもバブル期というのは本当に強烈ですね。しかも1949年から振れがあまり無いことから、どこまでも見上げていった感じがします。失敗のなかった日本。ナンバーワンとおだてられた日本。そういうことからバブルは自信満々に形成されていったのかなと。もちろんそれの契機となった事象はモロモロありましたけど(笑)

このブログの日経平均株価の記事1

このブログの日経平均株価の記事2

このブログの日経平均株価の記事3

このブログの日経平均株価の記事4

このブログの日経平均株価の記事5

このブログの日経平均株価の記事6

トラックバックURL

トラックバック一覧

1. 日経平均株価 リアルタイム  [ 最新情報缶 ]   2008年02月12日 06:34
ようこそ!いらっしゃいませ当ブログへ。 いつも新鮮な情報をお届けしています。 気に入っていただけますと幸いです。 では、早速今日の話題には入っていきましょうか。 今日の話題は・・・・まずは関連商品や関連〉8

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
tora7
snafkin7
30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
最新コメント
月別マーケティング