2011年05月

2011年05月31日

第3回AKB48総選挙の意味

atuko今年の総選挙はマジョリティもしっかり注目しているという意味で、去年とは少し趣きが違う。メンバーの見分けもつく人も多くなったので一つ一つの順位がある程度の重さをもってくる。

週刊プレイボーイ NO.24で大予想を特集しているが、1位は大方が前田敦子をあげている。

その後に前田敦子のインタビューが掲載されているが、言葉には出していないが、あっちゃんにとっては1位も2位もあまり関係ないのかなという感じだ。実質のエースは実質エースだからだ。よくこんなことが語られる。昨年の総選挙で大島優子が1位だったんだから、何故「ヘビーローテーション」だけでなく、他の曲も大島優子をセンターにしないのだ。知らぬ間に前田敦子中心になっているではないかと…しかしもともとこの総選挙は〜thシングル選抜総選挙であって、その後も保証するものではないw ドラマにしても映画にしてもCMにしても雑誌にしても、売れる、うけるものが露出が高くなってくるのは当然のことだ。

マジすか学園2で内田眞由美が、役柄の中でじゃんけんという名でかなりいじめられていたが、じゃんけん大会で優勝した内田眞由美がセンター「チャンスの順番」の時は、やはり売り上げがあまりふるわなかった。「ヘビーローテーション」はかなりの数字になったが、ミリオンを達成したのはその後の「Beginner」や「桜の木になろう」だった。

秋元康は前田敦子をひいきにしているわけでもなく、売ろうとする時には前田敦子をもってくる。別冊カドカワの表紙でも、当初、秋元康をもってくる提案もあったが、あっさり「前田をもってくればいいじゃない」っと。前田敦子ならば売れるのだ。

AKB48ファンの投票だから、大島優子が再び1位になってもかまわないと思う。

しかし、「会いたかった」にはじまってマジすか学園2に至ってまで、前田敦子が際だってはじめて、なんだかAKBというのは成立するような気がするのだ。1期生、2期生の違いもあるだろうが、JJの表紙にもってこれるのはやはり前田敦子だ。

AKB48総選挙というのはもともと、秋元康が決めたメンバーじゃ面白くないからファン投票にしようということで始まったもので、番狂わせ、サプライズがあればあるほど面白い。

柏木由紀や指原莉乃あたりが1位の方が本当いうと面白い。

前田か大島かなんていうのは、野球で両エースという言葉があるように、もうエースなんだから、もういいじゃないかと…

山本彩ならもっと面白い。まぁ数字がだいぶ違うだろうけど。

週刊プレイボーイインタビューの前田敦子がいいことを言っている「総選挙の結果で私たちは変わる」意識がかなり変わり、いろんなことを学んでいけるという意味だ。

だから6/9の結果を待つしかない。

AKB48に興味のない人、嫌いな人は、何をしょうもないことでワイワイやっているのだ。日本というのは本当に低能な国だなぁ…と…

そのとおりだ。

しかし、演出でもなく、偽装でもなく、上を目指そうと必死になっている人間の感情がむきだしになった純粋な涙や震えた言葉がメディアを通じて見れるのは、この総選挙しかない。

このマジは、嘘の多いこの国で結構、貴重なシーンであることは間違いない。

atuko2


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2011年05月30日

aikoのまとめ集を聴いて

aiko特にファンではないけど、aikoの歌詞には前から興味があった。TSUTAYAレンタルに「aiko まとめ1」「aiko まとめ2」があったので、aikoの世界にどっぷり入って、自分の心がどう動くか、みてみた。

まずiTunesに読み込んでいる時に吃驚したのは、タイトルがほとんど名詞であること。

milk
花火
カブトムシ
シャッター

飛行機
横顔
れんげ畑
ボーイフレンド
アンドロメダ
二人
初恋
かばん
天の川
シアワセ
三国駅


そして、歌詞はその逆でワンセンテンスが長く、ほとんどの曲が泣き虫で愛の病にかかってる女性が書き綴っている日記のような内容だ。この2枚のベストの中で唯一、名詞タイトルではない「気付かれないように」に何かメッセージ性があるかと思ったが

声を聞いて泣きそうになるけど 何故だか解らない
もう戻れない悲しみなのか出逢えた喜びなのか
気付かないように 気付かれないように


ただ、気付かれないように としている女性がいるだけだった。

これは閉じているのか、あえて閉じているのか、対幻想からしっかり世界をみつめているのか…あるいは、世界から対幻想にあえて収斂しようとしているのか?

そのヒントはとてもメタファーな代表曲の「カブトムシ」の不思議な視線にある

悩んでる体が熱くて 指先は凍える程冷たい
「どうした はやく言ってしまえ」
そう言われてもあたしは弱い
あなたが死んでしまって あたしもどんどん年老いて
想像つかないくらいよ そう 今が何より大切で

スピード落としたメリーゴーランド 
白馬のたてがみが揺れる

少し背の高いあなたの耳に寄せたおでこ
甘い匂いに誘われたあたしはかぶとむし
流れ星ながれる苦しうれし胸の痛み
生涯忘れることはないでしょう
生涯忘れることはないでしょう


まるで源氏物語の宇治十帖を読んでいるみたいにエロスが死んでいる。

少し癖のあるあなたの声 耳を傾け
深い安らぎ酔いしれるあたしはかぶとむし
琥珀の弓張月 息切れすら憶える鼓動
生涯忘れることはないでしょう
生涯忘れることはないでしょう


このカブトムシはカゲロウよりも儚く、すべてが終わった視線からシアワセの瞬間をキャッチしている。要は現在の女性の感性ワールドから恋愛の瞬間を捉えている。

aikoの歌詞のほとんどが希望があるようで、シアワセの瞬間や悩める瞬間に焦点があたっている。それはとても意識的だ。

おそらく、aikoが10代、20代の女性だけでなく、幅広い層に共感されているのは、単なる恋愛歌ではなく、現在における恋愛の場所、恋愛の意味がこめられているからだろう。

リアルな街を歌った「三国駅」でも

もしもあなたがいなくなったら
あたしはどうなってしまうだろう?
持ち上がらない位に首をもたげて泣くのかなぁ

寒さに堪えきれずに 温もり求めた先に
あなたの指と腕がある
それでいい それだけでいい


そして、aikoは歌う意味を「歌姫」に綴っている

必ず太陽が昇るんならば
昨日がもう帰って来ないなら
より道しても前に行くしかない
だから 彼女は待つ事をやめた

あたしの 小さな手 ぬくい手は
あなたを暖める為にある
あたしの照れくさい言葉には
傷つきやすいあなたの為にある
「神様 あなたはいるのでしょうか?」

泣いて 泣いても叫んでも届かない想い
心ごと届けるが為に枯れるまで
彼女は歌う
憂鬱な恋に混乱した欲望と頭を静めよ
頬を赤らめて瞳を閉じて
がんばれ 歌姫


恋した女性の感情がこんなに豊かで優しいものかと感動するばかりだ。

やはり、aikoは世界を知っている。「愛の病」で

永遠に治らない愛の病が
涙と孤独と幸せ運びあたしを大人にさせました
その世界が汚れた物でもあなたの笑顔さえあれば
なんだってやってゆける気がするから


今の現実を充分知った上で、恋愛の大切さを知っている歌姫なのだろう。

東三国駅前にあるたこ焼き屋でaikoの来店色紙を見たことがある。「大阪一うまいたこ焼き」とかなんとかメッセージが添えてあった。そこはまぁまぁの味だがaikoのサービス精神がにじみ出たサインだった。

彼女の頭の中にはいろんな恋する女性がいるのだろう。多くの女性を癒やそうとするために。






2011年05月29日

別冊カドカワ 秋元康 総力特集を読んで…

akimotoNMB48の第二期オーディションで、さらなる逸材をみつけたと笑う秋元康。たまに目に狂いもあるが、いちばんのオーラを感じるセンサーはいつもまったく狂っていない。

別冊カドカワを読んで、秋元康が本当のところなんなんだということがわかったような気がする。

プロデューサーと作詞家の二面性はよく語られるが、この人は永遠の高校生であって、その自分の原点をずっと大切にしているところが清いのかなと思った。

近田春夫、田原総一郎、岩崎夏海、林真理子、リリーフランキー、佐藤可士和のコメントを総合すれば、秋元康の純粋性が強調されている。世間で言われているような、金の亡者でもなく、3.11以前よりずっと文化ボランティア「エンジン01」に熱心だったことがよくわかる。そして、この人はずっと受け手を喜ばせたいという立場を貫いている。メッセージ性が強くなる時でも応援したいという気持ちが先にある。

永遠の高校生は、どの時代の高校生も応援し続けている。そんな感じだ。

しかも好きでやっている。だから、止まることがない。

井上ヨシマサ、田中博信、湯浅順司のコメントを読むと、作曲の方にも秋元康の影響がかなりあることがわかって面白い。こんな感じ、こんな感じと、伝えながら作曲を仕上げている。だからAKB48のメンバーにフィットする曲が多いのかとあらためて感じた。

秋元康自身は自分は詩人ではないと否定しているが、別冊カドカワの冒頭の詩を読むと、彼がランボー級の本当の詩人であることがわかる。彼は詩を捨てて、ビジネスに情熱を注いだのではなく、詩を捨てて、言葉で何ができるかを誠実に実践しているうちに、自由な境地を切り開き、メッセージをスパイスしながらそれがビジネスにもなるということを実現してしまったのだ。そしてその発信源が自分が大切にしている高校生魂だから、やはり詩人なのだ。ただの高校生が発してもつぶされるメッセージを彼はつぶされないために、ずっと自分の環境づくりをしっかり行い、つぶされないメッセージとして世に発信していく。

AKB48は、少年ジャンプ、週刊プレイボーイによくマッチしたり、マジすか学園、桜からの手紙などのドラマを書くとハマルのもよくわかる。そこは彼の原点の周辺だからだ。

「好奇心の先に運があっただけ」と謙虚に語る秋元康。彼が何故、高校生の感性から先に進んでいないかは、この別の対談を読むとよくわかる。
「Musicman's RELAY 第86回 秋元康」

別冊カドカワの最初に登場しているメンバーは、表紙は前田敦子だとしても、コンテンツでは指原莉乃だ。対談の中でも自分はさっしーみたいなもんだと語っている。永遠の高校生は評価として「意外といいじゃない」という言葉を好む。

彼がそこに永遠執着する限り、彼の表現欲は止まらないと思う。そして、大勢から評価され続けるのだと思う。





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snafkin7
30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
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