2011年04月

2011年04月21日

レコ☆Hits!が抜群に面白くなった理由

nozomi2009年から続いているレコチョク提供の「レコ☆Hits!」だが、この4月から佐々木希・木下優樹菜の完全二人きりMCとなって抜群に面白くなっている。PINKYモデル時代からもともと仲の良い二人だが、4月5日のリニューアル初回放送での佐々木希vs木下優樹菜、じゃんけん4番勝負形式での「魂の一曲」を見ていて、1987〜1988年生まれの23歳には、特殊な時代背景があるのではないかと思い始めた。

というのも、相手の魂の一曲であっても、お互い同時に歌い出し、本当にその時代を懐かしみ、その頃が最高だったと…語っていたからだ。

よく考えると、この二人、乳幼児期がバブル時代
思春期が、ITバブル時代
で、豊かな時代の中で育っていることがわかる。

人格形成にいちばん大切な時期がバブル時代、感性を育む時期がITバブル時代と、ひょっとするとバブル時代、ITバブル時代に働き、その恩恵を受けてる世代よりも精神面でかなり豊かな持ち主なのかもしれない。今、芸能界等で活躍している人物はこの1987〜1988年組が多いような気がする。昭和最後期の生まれ。

・黒木メイサ
・加藤ミリア
・戸田恵梨香
・新垣結衣
・堀北真希
・大島優子
・小嶋陽菜
・佐藤由加理
・中西里菜
・斎藤佑樹
・田中将大
・福原愛


特にこの世代の女性は、なんか自信満々タイプが多いような気がするが、時代の豊かさを充分吸収してきたからなのかもしれない。

佐々木希・木下優樹菜コンビの面白さは、かたやWグランプリのシンデレラタイプ、かたやオーディションいいところまでいっての落ち組ヤンキーの落差とともに、どっぷり自分たちの育った時代を愛しており、ゲストで誰がこようとマイペースなところにあるw

あなたのまわりに、1987〜1988年生まれはいませんか?なんか元気じゃありません?私の知り合いの23歳は、そういうふうに見ると、かなり元気な人達が多いような気がしますw

佐々木希vs木下優樹菜
じゃんけん4番勝負形式での「魂の一曲」内容


(1)初めて買ったCD対決
木下優樹菜 魂の一曲 タイミング〜Timing〜/BLACK BISCUITS

(2)2回戦 青春ソング対決
木下優樹菜 魂の一曲 恋のブチアゲ♂天国 恋のマイアヒ〜チワワ〜バンザイ/まえけん♂トランス・プロジェクト

(3)3回戦 ヒップホップ対決
佐々木希 魂の一曲 手紙〜未来/ケツメイシ

(4)最終戦
佐々木希 魂の一曲 HANABI/浜崎あゆみ
木下優樹菜 魂の一曲 AUDIENCE/浜崎あゆみ













2011年04月19日

まゆゆという記号を体系づける写真集

mayu15月13日(金)に発売されるAKB48 渡辺麻友のファースト写真集。CGアイドルとも呼ばれる“まゆゆ”がこんな生身で表紙になってることがあまりにサプライズだ。
これは、秋元康独特の逆説だと思う。フツーであれば、もっと清純ラインか、萌えクールなラインかにもっていくはずが、ありのままのまゆゆを生まれたての卵のようにさらしている。

よく考えれば、まゆゆほど急速な神話作用でイメージがつくられたアイドルもいないなと思う。多くの写真、多くの映像、多くの音声で、完璧な美少女像ができあがっていった。アニメオタク、マンガオタクという趣味もそれを増幅していった。自分でも「二次元しか愛せない」キャラを演じ、ミュージックフェアなどでもバレンタインチョコの渡し方の仕草がアイドルとして完璧だと絶賛されてもいた。

ただ、完璧な美少女(CG)アイドルというデノテーション(顕在的な意味)だけが前面に出てしまって、まゆゆのコノテーション(潜在的な意味)というか時代的な意味作用についてはあまりに語られずに来た。

おそらくこの写真集はまゆゆ存在の意味、根底の意味までビジュアル化し、もう一度まゆゆの意味体系を整え、新しい神話を再構築する試みとも捉えられる。

写真集では具体的に「こんな美少女が同級生だったら?」「彼女が同じ町に住んでいたら?」と設定されているらしいが、それ自体がフィクションであり、現実にはありえない設定だ。この写真集の企み(コノテーション)とは、「ね、こんな娘はどこを探したっていないでしょ、いないよねぇ」という圧倒的なメッセージだ。

芸能界で完璧な美少女は数多くいるが、身の回りを見渡しても、そこそこ出かけていっても絶対いないであろうレベルの美少女は希有だ。

まゆゆはこの写真集で、美少女という存在を意味の二重構造を紡ぎながらブレなく示していくはずだ。

「安全だ」というメッセージを強く発しているところには必ず「安全でない」何かが潜んでいる。
「エコ」というメッセージを強く発しているところには必ず「エコでない」何かが潜んでいる。
「隠していない」というメッセージを強く発しているところには「隠しごと」が潜んでいる。

現代のデノテーションとコノテーションの関係はそんな反作用的な関係に成り下がっている。

しかし、まゆゆのように意味をどちらから眺めても反作用の関係にならない純粋な二重構造もあるのだ。

秋元康が写真集の帯に書いている「大人になんかなるな」の意味もよくわかる。完璧な美少女アイドルは内面からつくられているのであって、いろんな皮をむいていってもその原形が必ずそこにあるのだ。

mayu2




↓このブログの渡辺麻友(まゆゆ)関連記事↓

第4回 AKB48総選挙 予想
16歳の渡辺麻友が経済誌で語っていたこと
カシアス島田について
アイドルの究極系-渡り廊下走り隊-MUSIC FAIR
桜からの手紙-提供クレジットの新手法


2011年04月18日

マジすか学園2でマジに再スタートしていく

maji23.11以降あまりにも衝撃的なことがおこったので、かなり精神的に不安定となった。2.27に“「誰かのために」は今効くメッセージ”を書いたが、まさかこの曲がレコチョクでチャリティーソングとして1位になることなど誰が想像しただろう。

東京電力の腐敗した組織構造、原発の危険な管理システムについて資料を読みあさり、社会正義として、それらの話題に深入りしようとしたが、3.11以前にそれらについて無関心だった人間が、今さら知恵武装したとしてもたかがしれてるような気がしてきた。自分の中の思い通りにならない敗北の構造は3.11が初めてではない。思い返せば日本の政治、経済に対して、何回も失望し、じゃあこっちはこっちで勝手にやらせてもらいますわというのが本来の自分のスタンスでなかったかと思う。

2.27の“「誰かのために」は今効くメッセージ”で自分はこんなことを書いている。

誰かのために
人は生きてる
私に何が
できるのでしょう?

もし、この言葉を信じ、胸に焼き付けたとしてたら、この世の中は少しづつ変わっていくのではないか…

そして、この国は政治も社会はズタズタだ…

表現のかっこよさよりも、もう一度、関係性の修復をはじめなければならない、このあまりに馬鹿げた虚構の国は…

ここまで、言い切っている人間が、政治建て直し、原発改革について甘い夢を見れるわけがないのだ。

被災地の惨状はよくわかる、福島の死の景色も理解できる。しかし、3.11前にのほほんと生きていた人は、そちらに精神を集中したらいいと思うが、自分もしくは同類は、3.11前からキツイ景色の中で生きてきたのであり、そういう本質的なヒドイ風土についてのメッセージを3.11以降も変えてはならないという思いが最近強くなってきた。

冷たい言い方だが、寄付も数万円した。消費税を含め、税金も今後も多く払っていく。それが国の保障という名に変わっても、有効に使われるか使われないかはちゃんと見届けていくにしても、自分のような精神の持ち主はそれ以上、役に立つことなどに関わることができない。

神戸の姿も思い出す。当初、復興イベントとしてルミナリエという光のイベントが開催されたが、回を重ねるとだんだんと形骸化していき、もういいのではないかと口にする人もでてきたほど、復興利用の景色が目についた。

また、首都圏の節電、自粛ムードにもあきれかえっている。計画停電などしないですむシステムなどとっくの昔から構築できたのに、それがされていないのは電力会社のなわばり争いのせいだ。同じ国の中でヘルツの違う電気を扱ってるのも日本だけだ。それを協力という形で行うのもなんだか変だ。自粛もなんのための自粛なのかさっぱりわからない。消費社会で消費をとめたら、税金はもとより、あらゆるものが弱くなっていく。今は第三次産業が主の世の中だ。自粛という割には買い占めが実際に行われ、自分さえ良ければという醜い姿も充分みせつけられた。

そして、関西で節電して浮いた金を義捐金にまわせとか、この事態で子供手当なんて言ってる場合じゃない、すべて復興金にあてろとか、垂直な意見が真っ当な意見としてまかりとおっていたが、こういう復興強迫神経症の輩は、自ずから自分の全財産と、全体力を復興に注げばいいと思う。今回は首都圏とつながっているだけに話がやっかいだ。自分たちが日本を背負っているという妄想を抱いており、まだそんなイメージから青写真を描いてしまう。こんな状態になって、恐慌にならないのは、いかにリアルな首都圏が一ローカルな価値しかないことを示した。と早く気づくべきだ。現東京都知事を選ぶ発想がローカル色いっぱいだ。単に東京に住んでいる田舎もんは多いと思うが、知事がその象徴だろう。全日本というか、グローバルな発想の一欠片もないドアホ爺だ。現代人の避難所であるパチンコすら潰し、消費税収入に大いに貢献している無人の水商売である自動販売機に制限をかけようとしている。

だから、3.11以降、こんなノイズにつきあっている方が馬鹿をみる。政府はあいかわらずだろうし、東京都もあいかわらずだろう、東電もあいかわらずだろう。せいぜい搾り取れるものを絞りとって、ぐすぐすしながら、計画を進めていけばいいだろう。

前置きがあまりにも長くなったが、3.11前の本来の課題にあえて戻ることも一つの誠実さだと思う。3.11をなかったことにはどうしてもできないが、生きながら生きていく上で、切実であった課題にもう一度戻ることも一つの選択であると思う。不思議なもので3.11から一ヶ月たった今、やはり当時の衝撃は薄れてきている。この感覚はGWが明けるとさらに進むのではないかと思う。

それで本題に入るが、大阪ではAKB in「マジすか学園2」は月曜深夜放映であるが、待ちきれなく、YOUTUBEで見てしまった。

ここには予想通り、新しい組織論、社会図が描かれていたので洞察と感想を述べたいと思う。

まず、初回から旧AKBが解体してしまっていることに衝撃を受けた。「マジすか学園」最終回で予感させた、松井珠理菜の台頭。サド、シブヤ、トリゴヤ、ブラック、チョウコクも卒業し、残っているのはチームホルモンと新四天王とネズミ、そして前田敦子。松井珠理菜はセンターと称し、次期テッペンを狙っている。そして現テッペンが誰かラッパッパの部屋に確認しにいくが、前田敦子から自分は副部長であって、部長は横山由依(おたべ)だと知らされ唖然とする。

この構成で、「マジすか学園2」になって、名古屋SKEの松井珠理菜とチームKに昇格したばかりの京都弁の横山由依(9期)、チームBの渡辺麻友がストーリーを引っ張っていくキーキャストとなっていることがわかる。また9期練習生の島田晴香、島崎遥香、大場美奈などがチームフォンデュとして、新しい彩りをそえている。

「マジすか学園2」になって、展開はよりフラットとなって、アキバ色より全国区色が強くなっているのだ。

こんな大変な時に、荒れた学園ものを放映してどうする!!と、垂直な連中の声が聞こえる。しかし、地震がこようと、原発が爆発しようと、学園はずっと荒れていたのであり、その中に必死で生きてる人間にとっては、地震以上、原発以上に一日生きることが切実であることを知っていただきたいw 福島出身の子供を虐める学校があるという現実をよく知っていただきたい。馬路須賀女学園は、そこまで人間が腐っていないいい学園だw 勇気と愛にみちみちた学園なのだ。

個人的には、ここにNMB48の山田菜々、山本彩、渡辺美優紀を加えてもらいたかったが、予想としては、前回の松井珠理菜のように、最終回登場があるのではないかと思う。

松井珠理菜はまだ14歳。だが、このしょっぱなの登場感はディープインパクトだった。すべてをのんでいる。年齢なんて関係ねぇ、出身地なんて関係ねぇ、存在感と実力のある人間は上へ上へ登ればいい、というのが今の日本にいちばん欠けている部分だ。そして努力に努力を重ねて上を目指せばそのまま夢が叶えられるという横山由依的な抜擢も今の日本にいちばん欠けている部分だ。

そういう意味では、この学園ドラマは日本離れしてる。だから面白い。前田敦子がコンタクトに変えていたのも、峰岸みなみが、もしドラの主役をとられた恨みを吐くシーンもタブー破りで痛快だった。

AKBは3.11の前から、リーマンショックで沈んだ日本に活気を与えていた素晴らしいグループだ。3.11で流れが変わると一度は思ったが、その辺の思いを週刊文春4/21号で大島優子が阿川佐和子との対談で語っている。

AKB48では「誰かのために」というプロジェクト名で今回の震災と向き合って活動していくことを発表させていただいているのですが、協力ができるのはとても嬉しいです…
今までも「AKB48のおかげで日本が明るくなった」って言っていただいたりしたので、もっとやれることがあると思っています…
秋元さんも震災にすごくショックを受けていたし、今、いちばん悩んでいると思います。だから私も「秋元先生頑張りましょう!」って…

悩み抜いた後の具体的な行動も楽しみだが、答えはもう既に出ているような気がする。フラットな組織づくり、マジでガチにやる人が報われる社会づくり、根底に本当の愛を持って取り組む姿勢。そういうものを継続的にひとつひとつ実現していかないと、3.11の問題も解決はしないだろうと思う。

政府も東電もマスコミも、マジにならなきゃ、人さまに申し訳ねぇだろ!!いつまでもふにゃふにゃ嘘ついてんじゃねぇよ!!

ついでに大相撲もガチでやれよ!!

んなところで、今回、終わります。

↓snafkin7のAKB48・SKE48・NMB48関連記事↓

第4回 AKB48総選挙 予想
自己組織化しはじめているNMB48
AKB原論-微積分マーケティングの勝利
AKB48は何をメッセージしようとしているのか?
アイドルは、今、何故グループなのか?
ブログ1日100回更新した「指原クオリティー」を考える
プロ顔負けのCM企画力(グリコBREO)・NMB48
あなたは何の「目撃者」でしたか?
AKB48総論 - キャズムを越えたアイドルたち
16歳の渡辺麻友が経済誌で語っていたこと
記号の森のAKB48
AKB48はネット社会でなぜ支持されるか?
世界の中心は秋葉原という物語は1995年から始まった。
「ネ申言舌イヒ」の遊び
気がつけば、ネットワークはなくなっていた
カシアス島田について
マジジョテッペンブルースで見たもの
NMB48の渡辺美優紀(みるきー)について
さしこのくせに メモ
宮崎大サーカスにテレビの可能性を見た
劇場という衝撃-幻の一曲(ライダー)にAKB48の原点を見た
生放送をこなすか、こなさないか
マスメディアの波長を変えるAKB48
アイドルの究極系-渡り廊下走り隊-MUSIC FAIR
関係の絶対性を歌った「Answer」-no3b
桜からの手紙-提供クレジットの新手法
「誰かのために」は今効くメッセージ
AKB48の桜が意味するもの
「最下層アイドル。大堀恵」はマーケティング本だ
AKB48論のまとめ集



tora7
snafkin7
30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
最新コメント
月別マーケティング