2007年04月

2007年04月30日

NIP/TUCK マイアミ整形外科医 シーズン4・5

414a307e.gifNIP/TUCK マイアミ整形外科医について書くのは2回目ですが、シーズン3の最終回がウルトラへんてこりんな結末だっただけに、ずっと見てきたファンも、ここでもうイイヤ派となるか、44話まで見てきて、今更ヤメラレルカ派(笑)となるかですが、私の場合、今更ヤメラレルカ派なんですね(笑)また、FXネットワーク史上視聴率NO.1をとっているこのドラマ、主人公二人の1エピソードのギャラは1000万円と、そりゃ演技の熱も入るというもの。はたまた、クリスチャン役のジュリアン・マクマホンは、元オーストラリア首相の息子とウィキペディアに書いてあって…これも驚きの事実で、小泉孝太郎みたいなもんというか…ちょっとスケールが違いますね(笑)

振り返れば、このドラマ、シーズン3の最終回ほど『それはないよね!!』はなかったものの、矛盾は各エピソードでありました。シーズン1の最終回でも、もしそれで捕まったにしろ、整形顔とわかれば…とか、あんな全身入れ墨、レーザーでも消せないよ…とか、それ言い出したら、カーバーはなんでそんなにスンナリ人の家に入れるの?からはじめなきゃならんだろうし(笑)ナチュラルストーリーを望むなら、自然な恋愛ドラマを見ればいいんでしょうし、ここはやっぱり力づくで見せつけられる物語の連鎖の波に乗っていかなきゃ、フィクションは楽しめないよと、まぁ、自分をいいきかせてる次第でありまふ(笑)

日本では、先日シーズン3が終わり、アメリカではシーズン4(45話にブルックシールズ登場)が終わり、シーズン5制作が決定(このドラマの大ファンというマドンナも登場かというニュースも…)したとこなのですが、シーズン4のサマリーは、英語版のFOX siteで覗き見できます。病院の経営状態が変わり、主人公2人はもちろん、ジュリアの正常でないBabyやマットやキンバーのことで、またまた驚きの展開があるみたいなのですが、このドラマの場合、ストーリーを把握しても、衝撃なのが映像ですから、なんともいえないんですね。ていうか、シーズン3まで見てきたものにとっては、このドラマに出てくる人物には良きにしろ悪きにしろそこそこの愛着が染みついているわけですから、『とにかく、また楽しませてね』っていう感じですかね(笑)ただ、シーズン4では、ショーンの妻役のジョエリー・リチャードソンが娘の病気のために3話分降板していますが、シーズン5には絶対出演する意志を表明していたりします。余談ですが、ハリウッドゴシップを読めば、ジョエリー・リチャードソンとデニス・ヘンスリー(息子マット役・ジョン・ヘンズリー?)とは一時恋仲だったというのも驚きこのきなんのきでふ(笑)ドラマの展開以上の衝撃っすっ…

待望の英語+日本語のDVDもシーズン1とシーズン2が発売予約開始でめでたし、めでたしなんですがカーバーが掻き回すシーズン3が結末はちょっとお粗末であれ、いちばんドキドキハラハラちゅうことで、このドラマの頂点だったのかもしれません。そしてもし、シーズン3のDVDが発売されても怖くて買えないわ、私には(笑)

このドラマの肝心要は、ショーンとクリスチャンの複雑なキズナなんで、いろんなタチハダカル障害は、それを際だたせるための演出とすれば、時々、浮上してくる矛盾は許せます(笑)マットは流されながらのトラブルメーカーだし、マットがしっかりした息子だったらこのドラマは進展しないし(笑)よく考えれば、マットがクリスチャンの実の息子だったというようなことにも、突っ込みをいれようと思えばできるし(笑)仕方ないな、いい物語は…意外性をはらんでいないといい物語ではないし、意外性をやりすぎたら、いい物語じゃないと言われるし、意味性を全部切ったら無意味な物語になるし、どうすりゃいいんだよ物語はぁ、と作者は笑っているのかもしれないですし、パロディで笑いをとっているものに、日本人は、それ矛盾だよ!矛盾だよ!とクソ真面目に語っているのかもしれません。それ言い出したら、名作『ローマの休日』でも矛盾だらけでしょ(笑)王女さんが抜け出せるわけないし、抜け出せなかったら話はじまんないし(笑)ラストシーンのところであんな写真渡せるわけないじゃん(笑)

つうことで、作者がメッセージしたいものを受け止めて、シーズン4・5をあたたかく、おののきながら、見ていきたいと思いまふ(笑)

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2007年04月19日

検索エンジン 国別依存度 一覧表

53afd742.gif前々から何故、日本の場合、圧倒的にYaoo!が強いのかと疑問に思ってましたので、この際、各国の傾向を見てみました。調べ方は、Google Trendsの地域別を使用。検索エンジン窓に検索エンジン名(Yahoo!,Google,msn)を入れる数の多さイコール、需要の多さに換算してみてみました。すると…

●Googleが強い国
ロシア
ドイツ
韓国
香港
中国(百度は対象とせず)


●Yahoo!が強い国
アメリカ(サーチボリュームではこうなる)
日本
フランス
シンガポール
スペイン
台湾


●MSNが強い国
イギリス
オーストラリア
カナダ


これって、なんだか傾向が出ていませんか。Googleを好むグループはとても論理的思考が好きな国々。Yahoo!を好むグループは、情緒的な国々(アメリカについては後述)MSNを好むグループは、英語圏でアメリカにあこがれている国々。なんだか、こういうふうに見ることができます。

日本のYahoo!の場合はソフトバンク管理なのでヤフオクはじめ、コンテンツがきちんと魅力的に仕上がってることもありますが、それだけでなく、情緒的な人種だから多少論理的にゆるみのあるYahoo!を好む傾向があるといえます。アメリカなんかはGoogleグループに入ると思ってましたが、意外とYahoo!のサーチボリュームが多く、アメリカって情緒的な国なんだと思えば、最近の国の動きを見ているとうなづける面もあります。戦争好きだし…バカ騒ぎ好きだし…

全体的にはGoogleがかなり増えてきてはいますが、上の傾向は国民性のもともとの遺伝子に由来しているような気がして、そんなに大きく変わらないだろうと思います。

ん〜ん、この辺りを深く追求していくと、興味深いデータがとれると思いますが、私はこの辺でとどめておきます(笑)あと、かの『POWERSET』が出てきた場合、精度が良ければGoogleグループが食われ、精度がゆるければYahoo!グループが食われるのか、そんな予想もできないことはないです。

さて、ホント、将来どうなるんでしょうかね〜

2007年04月13日

Powersetとは-その可能性-検索エンジン進化論

0051e2a4.gif次世代型人工知能検索エンジン- 『POWERSET』への否定的な意見というのは、かんなりパターン化してるように思います。『Googleでもセンテンスで、そこそこのものは探せる…あるいは言語というのは意味性解釈が深いから、プログラムではおっつかない…人間ってもっと複雑なものだから、ロクな検索結果しかでてこないのではないか…人工知能といっても今まで期待はずれのものが多かったではないか、今回もその部類だろうと』いったような…。

『POWERSET』を実際見たわけではないが、上記の意見はいつの時代にも出てくる保守派の意見のような気がしてなりません。

たとえば、赤ちゃんは叫んでるだけで、それが片言しゃべり、30語くらいを使い始めると急に言葉をつなげはじめ、会話になりはじめる。そこから急に単語も増え始め少々長い言葉を連ね始める。GoogleからPOWERSETの進化を2歳児から3歳児への進化と理解すれば、個人的には充分理解できるし、今の複雑系の人工知能、人工生命のレベルからいって充分可能ではないかと思ってしまう。

否定論はかなり極端なことを例にあげて、つっついていると思う。2歳児と20歳の大人の言葉づかいを比較して、いやぁそのレベルでは対応できないよというような。あるいは、やっぱり機械と比べ人間の優位性を語ってしまうというような…。

生命のところまでは別にして、コンピュータと人間の違いは、極端な話、2進法か4進法かだけの違いともいえる。コンピュータが0・1の2進法なら人間は、A(アデニン)G(グアニン)C(シトシン)T(チミン)の塩基からならDNA構成の4進法。そういう構造の複雑系思考の生き物であるわけです。ですから将棋でもチェスでも強い戦うソフトができても、人間の方が勝ってしまうわけです。2進法よりそりゃ4進法の方が優秀ですから。しかしそこまでも望まない場合、4進法に近づけた2進法の超高度なプログラムは現在、可能ですから、3歳児レベルの会話のやりとりくらいは意味性解析も含めて可能のような気がします。

それと、しつこく書いてますが、最近の検索ワードに多い、欲望キーワードの出現、これは検索エンジンをサーチツールとしてだけでなくコミュニケーションツールとして扱いはじめているという点を重く見ると、『POWERSET』のような自然言語処理システムは、うってつけの検索エンジンという見方ができると思います。

否定論の大半は検索エンジンはサーチツールとしか考えておらず、コミュニケーションツールとしての役割をあまり重視していません。検索エンジンをコミュニケーションツールとして捉えはじめている人にとっては、サーチ結果が仮に精密でなくても、欲望を満たす、気持ちを満たす、サイト、製品群が視点を変えて提示されれば、それはそれで大きな受け皿となっていくはずです。またキーワードでなく、最終的に何を求めているかを洞察して提示する、検索連動広告も今までと違って面白い結果となる可能性もあり、コンバージョン率も高くなるかもしれません。(そこまではどうかと思うけど・笑)

だから、欲望キーワードが増えてきている現在、『POWERSET』のような自然言語入力(NATURAL LANGUAGE SEARCH)はかなり受け入れられると思いますね。『松田聖子の2000年以降の曲は何?』とか(笑)『カロリーの低いハンバーガーを食べたい』とか(笑)

「そういえば昔はみんなキーワードで検索していたなぁと振り返る日が来る」という『POWERSET』創設者のペル氏の言葉はなんとなく納得いくんですよね。

無言の言葉が心の中で生まれはじめる3歳児の地点くらいまでは、充分、コンピュータでおっかけることはできるはずです。長いセンテンスと微妙なニュアンスを含んだ言葉はさすがに無理でしょうけどね(笑)

まぁ、そんな躍起にならず、Googleの方が便利だと思えば、Googleを使ったらいいでしょうし、なくなるわけではないから…ところが検索連動広告で『POWERSET』が思わぬ成果を出せば、逆転していく可能性は本当にあるかもです……。

投資金額をみれば、これはちょっとやそっとの検索エンジンではないなという感じがします。あ〜やっぱりでは終わらないメリットが必ずあるような気がします。

検索結果の方はもう既にいけてるんじゃないでしょうかね。慎重に戦略を練っているのは検索連動型広告の仕組みじゃないでしょうかね。

いずれにしても、検索エンジンは進化していって欲しいものです。最近、Google Labsの方もこれといった新作がないし…

で、いつ出るんでしょうかね、『POWERSET』、日本語版(笑)

tora7
snafkin7
30数年広告畑で畑を耕しています(笑)コピーライターでありながら、複雑系マーケティングの視野からWebプランニング、戦略シナリオを創発。2008年2月より某Web会社の代表取締役社長に就任。snafkin7としてのTwitterはこちらからどうぞ。Facebookはこちらから。
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